世界の主要通貨とは


■日本の円は主要通貨の一つ

日本は円、アメリカならドル、ヨーロッパならユーロ、といったように、当然ですがその国によって異なる通貨が使われています。国の数ほどある通貨の種類ですが、その中でも国際的な取引でより多く使われている通貨のことを主要通貨と呼んでいます。
世界の経済を牽引する国の通貨が主要通貨となり、日本の円も主要通貨として台頭しています。ではその他の主要通貨についても見ていきましょう。


■USD アメリカドル

大国といえば世界の中で最も認知されているのがアメリカです。アメリカの通貨、USDアメリカドルは主要通貨の中でも重要な位置づけにあると言っても過言ではありません。ただ、2008年に起きたリーマンショックの激震は現在にも影響しており、世界の基軸通貨ではあるものの、以前のような大きな力はないとされています。
それでも取引量は他の通貨とは比較にならないほど圧倒的で、一時的な資金が多く流れてきたとしても為替レートを大きく揺るがすというようなことにはなりません。また、世界で常に注目されているアメリカですから、あらゆる情報が手に入りやすいのも利点です。日本でも必ず「本日の為替市場は××の影響を受けて1ドル=○○円××銭・・・」といったニュースが毎日報道されますね。
比較的安定した為替レートであることと、情報の入手のしやすさから、FXを始めるならまずアメリカドルから始めてみるのがお勧めです。

■EUR ユーロ

1999年に導入されたEUR、ユーロは現在EU (ヨーロッパ連合) に加盟している24の国で利用されている通貨です。ユーロの取引量はアメリカドルに次いでいます。アメリカドルの力が衰えつつある現状を踏まえて、次世代はユーロが世界の中心的役割を担うのではないかと見られていましたが、ギリシャの経済危機、更にイタリアやスペインといった主要国の経済状況も危うくなっている状態が発覚し、ユーロの信用度は急激に落ち始めています。現在では難民受け入れの問題も抱え今度状態が更に悪化するのか、改善されていくのかまだわかりません。しかし注目すべき通貨の一つであることに相違ないでしょう。


■GBP ポンド

EUに加盟しているものの、ユーロ通貨の導入はせず独立した経済路線を築いているのがイギリスです。イギリスはかつてアメリカに次いで世界を牽引した国の一つです。ポンドの影響力も大きかったのですが、現在では限定的と言ってもよいでしょう。しかし取引量を見てみると日本円と同等の規模なので、まだまだ主要通貨として第一線にいるということは紛れもない事実です。ただ、ポンドは投機的な資金流入などの影響を直に受けることがあるので、取引に慣れていない方は最初は敬遠しておいたほうがよいかもしれません。


■通貨ペアの種類にも注目!

取引する通貨ペアですが、まず基本的にFX業者が取り扱う通貨ペアの中で選ぶ、ということになります。特殊でマイナーな通貨ペアで取引したいと思っても、業者が取り扱っていない通貨では取引はできません。マイナーな通貨を好む場合はどの業者が取り扱っているのか事前にチェックしておく必要があります。

通貨ペアの種類が多い方が、その分取引の幅も広がりチャンスも大きくなります。FXの場合、どの証券会社を通じても同じ種類の取引しかできない株取引の不自由さが少なく、選択する業者によって扱う通貨ペアの幅が広いという自由度が増しています。

主要通貨であるドルや円などの取引だけならば、もちろんどのFX業者を選択しても可能です。ただこれだけ世界には国があって、その分通貨の種類も豊富なのですから、マイナーな通貨ペアでも取引できるといった点もメリットになるのではないでしょうか。初心者のうちは主要通貨での取引がメインとなるはずなので、特に通貨ペアの種類が少なくても問題ないでしょう。しかし取引に慣れてきて、他の通貨ペアも試してみたいと思った時に自分が希望する通貨の取り扱いがなかったら、それはそれで残念に思うはずです。

業者によっては扱う通貨ペアが10種類程度から、100種類以上と様々です。ちなみに10種類程度の通貨ペアに含まれるのはアメリカドル、ユーロ、ポンドを始めカナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、スイスフランなどの通貨と円を組み合わせることができます。また、アメリカドル×ユーロといった組み合わせも可能です。

最初から多くの通貨ペアで取引することはないかもしれませんが、通貨ペアの種類がどれくらい扱っているのか、という点もFXを始める上で注目しておくべき点です。